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劇団献身主宰の奥村徹也のブログ。愛想を振りまくtwitterと違い、1日平均アクセス数3の当ブログでは好きなこと、書きづらいことをたくさん書きます。右の猫がかわいい。
裏側
2014年10月21日 (火) | 編集 |
奥村です。
金の話をします。

お芝居のチケットっていくらぐらいから
「高い!」って感じるようになるだろう。

僕は2500円がギリギリのラインです。
学生の頃は2000円がラインでした。
学生演劇は破格なので無料とかワンコインとかざらですけど。

1500円で外小屋でやってる人たちがいたら、よほど理由があるはずです。
お客さんは特に何も考えないし、役者さえも大して気づきません。
しかし、きっと誰かが頭を抱えています。

大体小劇場は1週間の公演がメインだと思います。
月曜日と火曜日に舞台を作って、水曜日から日曜日までの5日間が本番。
あるいはもっと短くて4日本番3日本番なんてのも多いです。
そうするとステージ数も限られてきて5~8ステージが相場。
動員は400人ぐらいに収束していきます。


・5日間公演
・7ステージ(土日のみ昼夜公演)
・動員400人
・チケット代1500円

よくありがちなこんな感じの公演について考えて見ます。

1500円×400=600,000円。

この60万円がチケット収入です。
パンフレットとかやってもファンも付いていない役者の対談とか興味ないですし、売れません。。
過去公演DVDとかも大体はきちんと金かけて編集して売れるレベルのものを作ることができないので売ってません。
台本も新作至上主義の荒波の中、直前まで完成しないので売れません。

だからこのチケット収入が全てです。
2ヶ月ぐらいかけて作った演劇の収入が60万円。

そして1回演劇を作って上演するのにかかるお金は大体安くて100万円です。


100万円です。


動員400人だったらまあまあなんです。
5ステージで400人とかだったら全ステージ満員御礼!!ってツイッターでつぶやきます。
そして40万円の赤字を抱え込みます。


そしたらやっぱり2500円にして
2500×400=100万円
にしたくなる。

でも2500円はけっこう高いのでちょっとでもつまんないと
「これで2500円は高い!」といわれてしまう。

違うんだ。
2500円は東京で小劇場演劇を観る最低価格なんだ本当は。


動員が増えれば1番いいんですけどね。人気が出れば。
でもその前にお金が続かなくなっちゃう劇団がたくさんあります、きっと。
大変ですね。
たまにお客さんが全然入っていない公演を見ると冷や汗が出ますね。
一発で百万円近い赤字抱えることだって十分ありえます。


僕はこないだの公演で学生1300円にしましたけど推して知るべし、ですね。

誰も読んでいないようなので金の話でもしてみました。
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