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劇団献身主宰の奥村徹也のブログ。愛想を振りまくtwitterと違い、1日平均アクセス数3の当ブログでは好きなこと、書きづらいことをたくさん書きます。右の猫がかわいい。
「猿ノ献身、」終演しました。
2015年09月30日 (水) | 編集 |
奥村です。

劇団献身第6回公演血みどろにまみれて無事終演しました。
ご来場いただいた皆様本当にありがとうございました。

以下、色々と書きますが、ネタバレというかなんかそういうの書きますので「そんなこと知りたくねえよ!」という方はそっと画面を閉じてください。


今回「とても都合の悪い話」がやりたかったです。
冒頭に意味不明なシーンを挿入したり(本当は意味があるのですが)
恋愛シミュレーションゲームを期待させてからの裏切りだったり。
みんながバタバタ死んでいき、最後の最後、主人公に寄り添うのが親友ではなく一番どうでもよさそうなキャラだったり。

そういった「都合の悪さ」こそ人生なのかもしれない、と思ったのです。
物語の枠から飛び出すには、物語を破壊するには、そういった「実際にある不条理性」が必要だと思ったのです。

思えば、大学に入ったぐらいから都合の悪いことばかり起こる人生でした。

フィールドホッケーか野球をやろうと思っていたのに、とても怖い演劇サークルに入ってしまったり
大学で全然友達できず建物と建物の隙間でご飯を食べたり
就職活動が全然うまくいかなかったり
呼吸をするように留年したり
ゼミの先生が逝去したり
代理の先生が1年だけ見てくれたけど、僕だけ留年してしまいゼミが消滅したり
そのせいでそれまでイスラーム文化ゼミだったのに、急遽ファッション文化ゼミに編入されたり、
働いてみたけどすぐ辞めたり
振られたり、肌荒れたり、振られたり

僕の人生に感動のラストシーンは用意されてないように思います。
だからこそ物語が必要なのかもしれませんが、本当に面白いものはそこじゃないって思ってます。
だから劇団献身はナンセンスを標榜します。

今だって僕は公演が終わったご褒美にラーメンを食べに行こうと意気揚々と外に出て「ラーメンだラーメンだ」と自転車を漕ぎながらぶつぶつ呟いていたのに、ラーメン屋に付いた途端「デニーズだ」と横のデニーズに駆け込みました。

そんなもんです。
そんなもんですよね。

とはいえラスト間際があまりに意味不明だったみたいなので、あの世界まで観に来てくれた人を連れて行く方法ってのはもっと考えたいです。

次またすぐやるんですが
もっともっと面白いやつやります。
一番面白いやつやります。

今回もいろんな人に助けられました。
ありがとうございました。


こちらからは以上です。
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1年
2015年09月26日 (土) | 編集 |
本番期間中だというのに平均アクセス数3を頑なに維持し続けるこのブログ、なんなのでしょうか。
奥村です。こんばんは。

第6回本公演「猿ノ献身、」2ステージ終わりました。
あと6ステージ。早いすね。

そういえば今日でちょうど旗揚げから1年が経ちました。
高田馬場の果てで舞台美術一切なしでやっていた1年前から思うと、下北沢駅から徒歩10秒のOFFOFFシアターでたくさんの人に囲まれてお芝居を作れている今、少しは前に進んだ気がします。

が、どうなのでしょう。前ってなんなのでしょうか。進むってどこに進んでるんでしょうか。そもそもゴールはあるのでしょうか(気持ち悪いことを言っていますが1周年につきご容赦ください)。

僕は世渡りが上手くないので、なにかと権威的なものとはこれからも縁がないような気がします。
作品も無茶苦茶なので、賞レースにもあまり出る気が起きません。

だから単純に「何人の人に観てもらえたか?」「面白いものを作れたか」その2つだけです。

観に来てください。
劇場まで来てください。
とりあえず1回どうでしょう。

自分にとって間違いなくターニングポイントになる作品になりました。
奥村がどこでターンしたか気にする人間はいないとは思いますが、面白いやつやってます。

もっともっと面白くなるけど、とりあえず今の最高到達点です。
よろしければぜひ。

予約は以下から。

劇団献身第6回本公演
『猿ノ献身、』@OFFOFFシアター 9/24~28

【詳細】http://goo.gl/WHxjvw
【予約】https://goo.gl/x1iRJw


これをたまたま読んでくれた人、来てください。
少なくともブログより面白いから。

以上です。
待ってます!!!!
ジャンル不明のおもしろいやつ。
2015年09月01日 (火) | 編集 |
奥村です。

毎度毎度「奥村です」と名乗るのはもしかして「奥村以外の何者かが登場してほしい」という深層心理のせいかもしれません。でもこのブログはFC2を使っていまして、誰かとアカウントを共有すると、僕がこのFC2アカウントでエロ動画を観まくっていることがバレてしまう可能性が高く、とても難しいです。履歴から性癖を探られるなんてそんな嫌がらせをわざわざ受けたくないし、エロ動画専用アカウントを作る手もありますがそれはあまりに情けないので控えています。というわけで奥村です。

9月の脚本が大体書けてきました。
それと同時に、先のブログに綴ったメンヘラっぷりも少しずつ回復の兆しを見せております。

まだ旗揚げして1年なのでわかりませんが、僕はわりかし書くのが早い方かもしれません。

一番早かったのは「女の壁」で、これは10日くらいで書けました。
「悪いやつは大体トモダチ以上恋人未満」、これは話が複雑すぎて1ヶ月かかりました。
一番時間がかかったのは旗揚げ公演「この岐阜の果て」でこれは2ヶ月くらいかかりました。
コントは構成だけだったんで3日くらいで。

今回は8月19日くらいから書き始めたので、2週間弱です。

同じものなら遅いより、そりゃ早い方がよいかなとは思っています。
ただずっと抱えている問題もあります。

書き始めが異常に遅いのです。

稽古初日は大体何もありません。
A4サイズで書いた「本当に私たちは生きているのか、それは曖昧なことだ」みたいなポエムが一枚あるだけです。
役者は皆そのポエムを見て顔を歪めます。

稽古が始まる前に一人で書く、という習慣がまるでないのです。

うちは稽古を大体5週間するので、2週間で書けたら、残りの3週間は演出に専念できますが
「悪いやつ」のときのように1ヶ月かかっていたらもう稽古場は葬式です。だってポエムしかありませんから。役者は別にポエトリーリーディングをしに来ているわけではないですからそりゃあ葬式になりますね。

役者にアテ書きをするので、役者が決まるまで書きません(こういうタイプの劇作家は案外多いので「じゃあ俺もそうすっか」という気になってしまいます)。そしてアテ書きするには「こりゃ稽古で見てみないとどんな演技するかなんてわからんぞ」と思ってしまい、結果として「まあ稽古初日までは野球動画でも観て過ごそう」となるわけです。

稽古と脚本を平行していく作業は本当に大変なことです。毎日少しずつ印刷して役者の怒りをなだめる日々が続きます。

しかし、稽古と脚本を平行して作れるなんていうのは、演劇以外だとあり得ないと思うので、それはひとつ醍醐味として今後も続けたいなと思っています(と言い聞かせています)。
それに大体書くとつまんなくなります(大体こうやって開き直りがちです)。
せっかくみんなでやる機会なのに、自分ひとりの考えで演劇作るなんてなんて貧しい作業なんだ、と。プロフェッショナル的な番組でなんか画家の人が取り上げられていましたが、「描き始めに一番時間をかける。真っ白なキャンバスはまだ100%の可能性を持っている。描く、という作業はその可能性を削っていくことだ」的なことを言っていました。

最近は心の中でこの言葉をパクっています。

あ、もちろん話の筋立てとかそういうのはずうっと前からぼんやり考え続けて、ネタを探し続け、図書館で新聞を読んで「待機児童がもし全員おっさんだったら」などとネタ帳につけてボツにする作業を繰り返しています。そのうえで、さらに2週間から1ヶ月必要なのです。大変だ。


とはいえなんとか目標にしていた8月中に大体の部分を書き終え、少しほっとしています。
同時に明日の稽古が怖いです。
経験が浅すぎて、脚本書いていても「これで本当にいけるのか」というのがイマイチわからないのです。絶対いける!とは思いつつ、みんなに読んでもらうまで、完全にはわからない。
それに、読み合わせでは脚本上の小さな問題、ギャップが必ず生じます。ささっと修正できる場合が多いのですが、手を加えれば加えるほど傷口が広がっていき手の施しようがなくなる場合もあります。そうなったらもう2週間、役者にはポエムを読んでもらうしかありません。今回はどちらでしょうか。


とはいえ、今回の脚本、かなり好きです。
今までで一番好きかもしれません。
自分で言うのもあれなんですが、面白いと思うんです。

公演のたびに方向性が大きく変わる劇団献身です。今回もまたガラリと変わっています。
バンドだったらとっくに解散してると思います。ロックだったりポップだったり急にジャズだったりするからです。演劇でよかったです。

9月末の下北沢OFFOFFシアターで、ジャンル不明の面白いやつやります。
よかったら遊びに来てください。

劇団献身第6回本公演
『猿ノ献身、』@OFFOFFシアター 9/24~28

【詳細】http://goo.gl/WHxjvw
【予約】https://goo.gl/x1iRJw