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劇団献身主宰の奥村徹也のブログ。愛想を振りまくtwitterと違い、1日平均アクセス数3の当ブログでは好きなこと、書きづらいことをたくさん書きます。右の猫がかわいい。
2017年振り返り(奥村)
2017年12月28日 (木) | 編集 |
奥村です。
今年も終わりますね。

劇団献身第10回本公演「俺は大器晩成、~四十にして大輪を咲かせる予定~」
全ステージ満員御礼にて無事、終演しました。
年末のお忙しい時期にも関わらず、ご来場くださった皆様、ありがとうございました。


ゴリゴリの年の瀬ということで、今年もこの1年をブログで振り返っていこうかと思います。


2月スタジオ公演「憧れの雪国/女の壁」
5月第9回本公演「幕張の憶測」
7月ゴジゲン番外公演「なんかすごいSF的なやつ」
8月コント公演「8月632日へ」
10月クール メ~テレドラマ「まかない荘2」3話、7話脚本
10-11月ゴジゲン3都市ツアー公演「くれなずめ」
12月第10回本公演「俺は大器晩成、四十にして大輪を咲かせる予定」


舞台が多かったです。ドラマの脚本もやりました。
今年はずっと稽古場と会議室とデニーズにいた気がします。
稽古場とデニーズは、たぶん200回ずつくらい行きました。


劇団献身も旗揚げから3年3ヶ月。
本公演は10回を数え、他にも番外やらコント公演やら、全部で15作品くらいやりました。
こんなに舞台ができたのも、いつもいつも観に来てくれる皆さまのおかげです。ありがとうございます。
観に来てくれなかったら、もうできないですからね。ほんとに。


毎年、1つずつ振り返って、異常な長さになってしまうこのブログですが、今年も1つずつ振り返ります。
たぶん、長いです。


2月「憧れの雪国/女の壁」

2作同時公演。
スタジオ公演が結構好きなので、やってみました。
スタジオやギャラリースペースでの公演は低予算公演がほとんどで安っぽく見えてしまうことが多いんですが、ちゃんと凝るところ凝れば、”手作り感溢れた面白さ”みたいなものが狙えて、好きです。

あと、大事にしてるのは”スタジオ公演なのに、スタジオの規模でやらない”。
がっつり舞台くんで、ガンガン照明炊いて、大道具もでかいの作って、、空間が許す規模を超えていくことで”ハチャメチャ感”が出しやすいとこも好きです。空間に勝ちやすい。
でもやりすぎて、お金使いすぎて、連日満員でしたが、黒字はほぼ出ませんでした。
あと、照明に関してスタジオの許容範囲を超えて仕込みまくったため、1ステージのみですがパンクして、ブルーの照明しか付かなくなり、全編ホラーみたいな芝居になったことを覚えています。

「憧れの雪国」は、新作でした。
深刻な雪不足に陥ったスキー場が再起を期し、500万を投じて人工降雪機を買った瞬間、大雪が降った話。

が、脚本がうまくいかず、演出も空回りして、ギリギリまで苦しかったです。
劇団員になったばかりの、木村、永井、加瀬さんにも負担を強いてしまい、「色々と申し訳なかったなぁ」という気持ちが一番に出てくる作品です。座組のみんなとも、迷惑ばかりかけてしまったので、またお詫びがてらゆっくり話したいです。
でも、内容は好きです。
ラストシーン「人工降雪機VS加瀬澤」は、最高に面白かったです。

「女の壁」は初めての再演モノでした。
この時点でたしか12月の駅前劇場での公演が決まっていて、それを見据えて再演を1度やっておこうと思いました。
そして、それにはこの「女の壁」がふさわしく思えました。
元々、ギャラリースペースで上演したこの作品は、スタッフワーク的にも再演が容易で、何より僕が書いた中では一番ストーリーがしっかりしてて、何度観ても面白い、と思っていたからです。

ただ、再演はやっぱり難しかった。
純粋に初演通りにやるのか、新しく作り直していくのか、そのスタンスを曖昧にしたまま稽古を進めてしまったため、稽古中なかなか突破口が開けない時期がありました。
それでも素敵な役者陣がなんとか盛り立ててくれて、作品として見せられるところまで持っていけました。
再演の難しさを学べてよかったです。間違いなくこれが、12月の公演の布石となりました。

劇団として初期の頃、支えまくってくれた金佳奈実、武川優子ともう一度やれたのも、よかった。
僕が死ぬほど売れたら、またこの二人とやりたいです。


5月「幕張の憶測」

「偏差値30台のミステリーコメディ」と銘打って、稽古を始めたこの公演。
暴走族の人たちが、突如失踪したリーダーの所在を、どうしようもない当て推量、憶測で探し当てようとする、というお話。最後は大雨で床が溶けて引きはがされ、そこからリーダーが現れ、、、みたいにしようと思ったのですが、やめました。
あらすじもそう書いて、チラシにもそう書いて2万枚くらい刷ったのに、やめてしまいました。

自分で役者を集めておきながら、みんなの優しそうな顔を見ていたら
”暴走族の人たち”よりも”暴走族をやめた人たちが、暴走族の悪口を言っている”方が合いそうだな、と思ってしまったからです。

というわけで、本番まで残り25日、ゼロからのスタートになりました。しんどかったです。しんどい思いを、またさせてしまいました。


タイトなスケジュールの中で、毎日が眠さとの戦いでした。
「死ぬほど眠い。眠いけど書かなきゃいけない、でも眠い。一旦仮眠取りたい」
連日、コブができるほどに頭を殴りながら起きていました。それでも起きれなさそうな時は、演出部の崎田と吉井を家に呼んで「2時間後に起こしてくれ」と言って寝たりしていました。
朝5時、僕を起こすためだけにぼんやりと起きていてくれた吉井の姿を、僕は未だに鮮明に覚えています(僕は寝起きがむちゃくちゃ悪いので、その時は「起こすんじゃねえよ! もうどうでもいいんだよ! 寝たいんだよ!」とキレた記憶がありますが、今となっては本当に感謝しています)。崎田に関しては、僕と一緒に朝10時くらいまで寝て「お前は何しに来たんだ?」と問い詰めたことを覚えています。

総じて大変な公演でしたが、今となっては、あのタイミングで思い切って変更して本当に良かった、と思っています。
自分の中でも1、2を争う、好きな作品になりました。
ギャグに次ぐギャグ、ちびるほど進行しないストーリー、そしてプロジェクションマッピングもどきの壮絶なラストシーン、そういったところも好きでした。

いつものメンバーに加え、自分の座組に目次立樹がいる心強さ、そして城築創という才能の塊と会えたこと、渋谷裕輝の佇まい、その辺りもこの作品の質を押し上げてくれました。


7月「なんかすごいSF的なやつ」
ゴジゲンで初めて、松居大悟不在の公演でした。
いなくなると、普段は特に何もしていない気がする松居さんが、やはり要の存在だったのだな、と実感しました。
脚本がよしおさんで、演出が目次さんで。
初めての状態で、みんなで探りながら稽古を進めていきました。

「この作品のためにできることは全部やろう」と意気込んでいましたが、
この頃から「まかない荘2」の打ち合わせが始まり、役者として頑張ることで精一杯でした。もっとサポートに回れたらよかったなぁ。
だから、10月の本公演は尽力しようと思いました。

作品は、よしおさんと目次さん、それぞれ異なった真っすぐさが素敵な方向に出て、面白い公演になりました。
僕も、概ね沢山ツッコミができて、楽しかったです。
あと藤尾勘太郎という役者はすげぇ。

この公演をきっかけにゴジゲンの劇団員になりました。
「ごきげんさマイポレンド」「劇をしている」の時、僕はゴジゲンの劇団員になりたくて仕方なかったのですが(特に見返りはないですが、とにかく楽しかったので)この頃にはその熱も一旦落ち着いており、劇団員の誘いに対して、歓喜するでもなく嫌がるでもなく、スーッと劇団員になりました。

だから、今までもこれからも、特には変わりません。
作品の為に、これまで通り、尽くす。それだけです。
そして、それがたぶん一番いい。

ゴジゲンプロデューサーの半田さんがむちゃくちゃ信頼できる方なので、劇団としての方向性などはお任せしてます。だからこそ自分は、変わらず好きにやっていきたいと思っています。


8月コント公演「8月632日へ」

コント公演3部作、これにて完結、という気持ちです。
思い付きで平山と始めたコント公演が、3年連続でできたのは、とても嬉しいことでした。

利益度外視で、今後にも全く繋がらない公演だからこそ、楽しくないと続けられない。
3回できたのは、ちゃんとみんなで楽しいことができたから。
平山、広井という天才と3年連続で遊べたのは、自分にとって非常に貴重な経験でした。

つづらを毎ステージみんなで張り替えたのも良い思い出です。

とりあえず、来年はやる予定ないです。
その先は、わかりません。みんなの人生的に、もっかい交わるタイミングあれば、またいつでもやりたいな、と僕は思っています。


10月「まかない荘2」
初めてのTVドラマ脚本でした。
先輩である福原さんに付いて、とにかく学ぶことが多かった。
いかに自分の脚本が拙く、色々なものに無知であるかがわかりました。何より、「舞台だと面白いけど、映像だとダメ」という線引きが難しくて、発狂しそうでした。

7月からおよそ3ヶ月、30分ドラマ2本をずっと書き続けていました。第何稿までいったか、もはや覚えていません。
悔しいことも沢山あったし、わからないこと尽くしの3ヶ月。
最終的な出来は自分にはよくわかりませんが、最後まで打ち合わせとダメ出しをし続けてくれたプロデューサーの松岡さん、八木さん、監督の榊さん、助監督の石井さん、メイン脚本の福原さんには深く感謝しています。
誰もこんなブログの、しかもこんなスクロールしないといけないところまで読んでないとは思いますが、ありがとうございました。
もっともっと面白くなるから、だから、またどこかで一緒にできたら、と思っています。

他の仕事も並行しながら、素晴らしいスピードで最高の初稿を持ってくる福原さんを見て、「脚本家で食っていく」というのはこういうことかと、呆然としたりもしました。


ゴジゲン「くれなずめ」
初めての3都市ツアー公演。
そして、久しぶりに松居さんが脚本を書いてきました。

コメディだけど、”友人の死”をテーマにした作品。
未だハッキリと”死”を経験していない僕は、以前に猫が死んだときの悲しさを、何度も思い出して舞台に立っていました。

京都、北九州でも満員御礼。動員も2000人を超えました。
来年はゴジゲン10周年。何やら不穏な動きを見せています。
ぜひ、劇団献身共々よろしくお願いします、って感じです。


12月「俺は大器晩成、~四十にして大輪を咲かせる予定~」

目標としていた駅前劇場に辿り着きました。
そして、動員も1000人を超えました。
沢山の人に楽しんでもらえて、嬉しかったです。

6年前、大学4年生の時に上演した作品です。
当時下ネタが好きすぎて、あの頃のまま下ネタ満載でお送りしたら「正直引いた」という感想も頂きました。あの頃はそんなことほとんど言われなかったのに。若干の時代の変化と、あとはお客様の年齢層が変わってきているのが大きな理由かな、と。
今はほとんど下ネタやらないので、若干引いた方もまた来てくれたら嬉しいです。

「幕張の憶測」の方が完成度が高かった。という意見もちらほらあって、「ああ、この6年で脚本書くの少しはうまくなっていたんだな」と超絶前向きな思いに至りました。

たとえ色々未熟でも、この作品はどうしても再演したかった。
駅前劇場で、置きに行かず、0か100かの作品を、最強の役者陣と作れて幸せでした。

下ネタを減らすことも、もっと小利口に作り直すこともきっとできたけど、粗削りだったり下品だったり、そういった部分含めてこの作品の良いところだと信じて、ほとんど純粋な再演となりました。

尊敬できる役者たちにも沢山出会えました。総じて、良い公演でした。



といった感じの2017年。
長く書きましたが総括すれば「忙しかったけど、今年もいろんな人のおかげでなんとかなった」という感じです。
精神的にギリギリの時も多々ありましたが、劇団員が支えてくれました。

来年、劇団献身は夏に、ゴジゲンは秋に本公演をやります。
その前に幾つか珍しい仕事をさせてもらいますが、また情報が公開されたら、ブログ書きます。

もう10回も本公演やったんだな、と。
11回目からは、ちょっとだけ作風も変わるかもしれない、変えてみたい、と思っています。

というわけで2017年ありがとうございました!

2018年も、劇団献身、ゴジゲン、奥村をよろしくお願いします!

良いお年を!!!
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20日から。俺は大器晩成、
2017年12月11日 (月) | 編集 |
奥村です。

気付けば夏も終わり、秋も深まりきって、今は冬です。

今はこれです。
これしか頭の中にありません。

本当に、面白いものができていると思う。
旗揚げしてたから目指してた駅前劇場。ようやく着いた。
けど、やることは何も変わりません。ふざけ倒します。

全部詰まってます。来てください。
ペア割が安くてオススメです。


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劇団献身 第10回本公演
「俺は大器晩成、〜四十にして大輪を咲かせる予定〜」
2017年12月20日(水)~24日(日)
@下北沢 駅前劇場
作・演出 奥村徹也

今年で28歳になる。

下落合の古いアパートは、西武新宿線の急行が通過するたびに、
どうかと思うほど揺れる。

30代で売れた人を、ネットで探して、安心しようとしている。

頑張ってる。頑張ってきた。

だけど、そろそろ、もういいだろうーーー

劇団献身、節目の第10回本公演!3分に1度やってくる絶望!
ド暗い嫌な物語、ナンセンスギャグを携えて、ポップとロックの狭間で描く!
6年前、超局所的に話題となった作品を大幅リメイクし、満を持して再演!!

【出演】
​加瀬澤拓未
木村圭介
永井久喜(以上、劇団献身)

石井エリカ
板倉武志(犬と串)
伊与勢我無(ナイロン100℃)
城築創(劇団プレステージ)
北口美愛
粂川鴻太
渋谷裕輝
高木健(エンニュイ)
髙橋龍児(ブルドッキングヘッドロック)
田口智也
福富朝希

【タイムテーブル】
2017年12月
20日(水) 19:00~ 
21日(木) 19:00~ 
22日(金) 14:00~/19:00〜
23日(土) 14:00~/19:00~
24日(日) 13:00~/16:30~

受付開始は開演の45分前・開場は開演の30分前。

【会場】
下北沢 駅前劇場
http://www.honda-geki.com/map.html

【チケット】日時指定・全席自由席
前売り    
・一般 3200円 
・ペア割 5400円
当日券
・一般 3500円

【ご予約はコチラ】
https://www.quartet-online.net/ticket/kenshin10/viewform?urd=Y2g1drldYE(iphoneの方はSafariから)

【劇団HP】
http://gekidankenshin.wixsite.com/kenshin3
【劇団Twitter】
https://twitter.com/gekidankensh
【お問い合わせ】
gekidankenshin@gmail.com
090-9204-3288 (制作・安達)
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